お知らせ

News

くさび緊結式足場組立て及び使用に関する技術基準について詳しく解説

高層建築物を建てる際は必ず足場を組みますが、その足場から転落などの事故が数多く起きていることも事実です。
平成15年に「くさび緊結式足場組立て及び使用に関する技術基準」が公表されたことはご存じでしょうか。
今回の記事では、くさび緊結式足場組立て及び使用に関する技術基準に関して解説します。


▼くさび式緊結式足場とは
「くさび式緊結式足場の部材及び付属金具」の認定基準に適合し、認定を受けた部材を使用して組み立てられる足場をいいます。
分かりやすく言うと、まず支柱に450mm間隔で取り付けられた金属の緊結部へ手すりやブラケットなどを打ち込み緊結します。
その手すりやブラケットへ作業床を取り付けていく足場のことを指します。
部材はユニット化しているのでハンマー1本あれば組み立て・解体ができます。


▼くさび式緊結式足場組立て及び使用に関する技術基準とは
厚生労働省労働基準局安全課建設安全対策室の指導の下、社団法人仮設工業会より、平成15年に公表された技術基準です。
この技術基準は、認定基準に定める「くさび式緊結式足場の部材及び付属金具」の認定基準に適合する部材を用いて高さ31m以下の本足場を組み立てる際の安定基準です。


■内容
一例を挙げると「足場の種類」に関して、「足場は本足場とすること。」
「ただし、敷地が狭あいな場合等本足場の設置が困難な場合には、ブラケット一側足場とすることができる」とあります。
要は足場は二側足場にすることということですね。
また「足場先行工法に関するガイドラインを遵守すること」ともあります。
こちらは簡単に言うと「足場を先に作ってから工事を始めましょう」ということです。


▼まとめ
平成15年に公表された「くさび式緊結式足場組立て及び使用に関する技術基準」では安全面を考慮した基準となっています。
この技術基準や、足場先行工法に関するガイドラインが広く理解され、足場からの墜落災害がなくなることが望まれます。
株式会社ミヤビカンパニーでは建物の大小を問わず最高の技術とサービスを提供し、足場工事を施工しております。
ぜひ一度お電話でご連絡ください。