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足場の落下防止ネットの設置基準と目的について

建築現場などで足場が設置されている場合、落下防止ネットが張られています。
落下防止ネットは建設現場などの高所からの万が一の転落事故の際、人を受け止めることができます。
役目はそれだけではなく、工具やビスなどの落下防止にも適していることをご存じでしょうか。
今回の記事では、足場の落下防止ネットについて解説します。


▼落下防止ネットの設置基準
・単体ネット:ネット単体
・複合ネット:単体のネットを繋ぎ合わせたもの
・ネットの支持点・支持面:ネットに取り付ける点が支持点、支持点を連ねる面が支持面
・ネットの垂れ:ネットを取り付けた際の最低部からネットの支持面までの垂直距離
・落下高さ:墜落の恐れのある作業床などから支持面までの垂直距離
・ネット下部の空き:ネットの下方における衝突の恐れがある床面又は機械設備から支持面までの垂直距離


■落下防止ネットを設置する目的
①勾配屋根および足場からの墜落防止
(屋根作業に於いて、勾配屋根からの墜落防止用の手すりと軒先の間隔が広い箇所には、墜落防止のため軒先用安全ネットを取り付けます。)
②足場上での作業に於いて、躯体と足場作業床との間隔が広い箇所には足場躯体間に層間養生ネットを取り付けます。
③低層住宅等建築工事の際は、2階の建方作業を行う前に1階から2階の梁などを利用して安全ネットを取り付け、墜落防止を図らなくてはなりません。


▼まとめ
落下防止ネットを設置することにより、作業員に対する安全だけではなく、工具やビスなどの落下を防止することにより通行人の安全も確保できます。
安心・安全な環境での作業は施工精度や施工品質の向上につながりますので、より充実した環境を整えましょう。
株式会社ミヤビカンパニーでは、周囲の安全にも配慮した施工を実施しております。
足場組立の際はぜひ弊社にご用命ください。