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正社員が知っておくべき有給休暇とは?付与条件と計算方法も紹介

正社員として日々労働しているなかで、病気や不測の事態などで業務が行えない場合もありますよね。
しかし、日本では業務を休むことはあまり良いイメージとはされない文化があります。
そんな事態に活用できるのが有給休暇です。
では、そんな有給休暇はどのような制度なのかについて、その定義や使用条件などについて解説します。


▼有給休暇とは
有給休暇とは、雇用契約書で定められた休暇日数以外に取得できる休暇を指し、その取得日に関しては給与が発生する取り決めとなっています。
「取り決め」としているのは、法律である労働基準法第39条定められているからです。
法律で定められている以上、業種などに関わらず、必ず付与する必要があります。
そのため、有給休暇を取得する際は、その理由も有給休暇取得の申請や雇用主の承認を必要とせず、自由に行使することができるという特徴があります。


▼正社員における有給休暇には付与条件がある
自由に休める有給休暇は、労働者にとって便利な制度ですが入社後に誰でも取得できるわけではありません。
以下が、初回の有給休暇の付与条件となります。


■初回の有給休暇付与条件
・労働を開始して6ヶ月以上継続して勤務していること
・労働期間6ヶ月以内の総労働率が8割を超えていること
初回以降は、以下の条件で年次での有給付与となります。


■勤続年数がある場合の付与条件
・昨年度の労働日数が217日以上
ただし、有給休暇には、付与から有効期限が2年である為、注意が必要です。


▼正社員における有給休暇付与日数の計算方法
有給休暇を取得できる詳細な取り決めがなければ休ませる雇用主にとって企業活動の負担や妨げにつながるため、明確に使用できる日数が決まっています。
以下が有給休暇の付与日数となります。


■有給休暇の付与日数
・入社6ヶ月経過:10日
・1年6ヶ月経過:11日
・2年6ヶ月経過:12日
・以降1年経過で2日加算された日数が付与


▼まとめ
以上、正社員における有給休暇についての解説でした。
年間何日有給休暇が使えるかを把握することで、体調やスケジュールの管理もしやすくなるはずです。
本記事が日々の社会生活の参考になれば幸いです。