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正社員における残業時間について

繁忙期など残業をしなければならない場面は、社会生活を営む上で日常茶飯事と言えます。
しかし、どこからが残業なのかということは給与明細や勤怠表などで知るという方も多いはずです。
残業時間を知ることは、残業代の支給額を知ることができるため、金銭的な管理や把握もできるメリットもあります。
そこで今回は、正社員における残業時間について解説します。


▼正社員の勤務時間と残業時間の違いとは
正社員の労働時間は、労働基準法によって以下のように定められています。
これを法定労働時間といい、正社員であれば、業種や勤務時間帯などが異なっていても同一です。


■労働基準法によって決められた正社員の法定勤務時間
・1日8時間かつ週40時間
つまり、上記以上に労働を行った場合は、全て残業時間となるのです。


▼残業時間中の賃金の扱いについて
では、残業時間となった状態では、労働時間内と同じ賃金化というとそうではありません。
法定労働時間を超えるわけですから、雇用主は労働者に勤務時間帯より多く賃金を支払わなければならないとされています。
その割合については、一般的には勤務時間内での1時間当たりの賃金の25%相当を加算して計算し支給しなければならないとされています。


残業というと時間的拘束から嫌煙されがちです。
しかし、その分賃金として支払いが発生するため、残業時間の仕組みを知ることで労働者は時間的拘束と金銭的対価をきちんと把握して労働に価値を見いだせるかを判断していきましょう。